【エビングハウスの忘却曲線】効果的な暗記方法:記憶力を向上させるテクニック

はじめに

暗記は、学生や仕事での成功に不可欠なスキルの一つです。しかし、多くの人が暗記に苦労し、効果的な方法を見つけることが難しいと感じています。幸いなことに、科学や心理学の分野では、記憶力を向上させるための効果的なテクニックが数多く研究されています。本記事では、その中からいくつかの有効な暗記方法を紹介し、あなたの学習や仕事に役立てる方法を提供します

①スペーシング効果を利用する

スペーシング効果は、学習を複数の短いセッションに分け、間隔を置いて復習することで、長期的な記憶を促進する効果です。暗記すべき情報を覚えた後、数日後や数週間後に復習することで、記憶が定着しやすくなります。
例えば、授業のあと、簡単に授業内容を振り返るだけでも、その後の学習効率を大きく向上させることができます。

②アクティブな学習

情報を受動的に覚えるのではなく、アクティブに関与して学習することで、記憶の維持が改善されます。
例えば、問題を解いたり、情報を他人に説明したりすることが有効です。
音読なども簡単ですが効果的です。
五感のうち、2つ以上を用いて学習することで、記憶の定着が進みます。

③マインドマップを作成する方法

マインドマップは、情報を視覚的に整理し、覚えやすくするための優れた方法です。主題を中心に書き出し、それに関連するキーワードやアイデアを枝分かれさせて配置します。この方法を使えば、情報を関連付けることができ、記憶力を向上させるのに役立ちます。

④エビングハウスの忘却曲線を利用する

実は上記①~③はエビングハウスの忘却曲線を利用した学習方法です。
よく誤解されますが、何時間でどのくらい忘れるかを表した曲線ではありません。

一度覚えたものを忘れた後、再度覚えるのにどのくらいの時間が節約できるかを表した曲線です。

例えばですが、1回目の暗記で100分かかったものを、1時間後に復習をすると、次は56分で暗記ができるということになります。

つまり、繰り返し繰り返し復習をすることによって、長期的な記憶として定着していきます。

2013年のウォータールー大学の実験によると、
1度学習した後に、24時間以内に10分間の復習を、そして7日後に5分間の学習を、そして30日以内に2~4分の学習をするのが効果的とのこと。

実際に私はこの方法を使い、資格試験を勉強をしていますが、半年で250ページの法律の条文を丸暗記することが可能でした。
具体的な私の勉強方法はまたの機会に、、、

私は、
①一度、死ぬ気で覚える
②その日の終わりにもう一度軽く覚える
③次の日に復習をする
④3日後に復習をする
⑤その後は最低でも1週間に1回は復習する
というのを色んな項目ごとに繰り返して、1週間のルーティーンを組み上げていきました。

一夜漬けには向きませんが、、、

結論

暗記は、効果的な学習や仕事に欠かせないスキルです。しかし、単純な暗記だけでなく、科学的なアプローチや心理学の原則を活用することで、記憶力を飛躍的に向上させることができます。
是非、日々の学習に役立ててください。